勝手に期待すること

余力と時間があるのであれば、以前に書いてる記事(という名の覚書)も読んで頂けると今回もこの読み辛い文章の理解が捗るかと思います。

最終的に「勝手なお願い」ばかりしてる文章です。

前記事よりもだいぶ思いのまま書き殴ってしまったうえに、再考してない文章なので読みにくいことこの上ないと思いますが、それでも読みたい方だけ読んでください。

 

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ナルステの新作が発表されましたね。

 

多分、今までの作品をずっと見てこられた方なら 色々な感情が渦巻いていると思います。

少なくとも私はそうです。

 

でも、これだけは言えます。

 

 

 

「ナルステが存在する世界は最高です」

 

 

 

私はナルステを丸ごと愛しています。

 

何があってもこれだけは変わりません。

例え、こちらの解釈と違った作品が出来たとしても、そこにスタッフとキャストの皆様が作り上げたかったナルステがあるなら、それがナルステとしての正解だと思うから。

 

 

松岡広大くんのうずまきナルトが観られなくなったこと。これは物凄く残念です。

残念だと感じるのは2つの理由からかな、と考えています。

 

1つは、私が彼に圧倒的な信頼を置いていたこと。

これに関しては前記事を読んで頂けますと幸いです。

 

もう1つは、私は個人的に仙人モードのナルトが一番格好良いと思っていて、それを広大くんのナルトで観たかったという思いがあったことです。

 

赤色の裾に黒の炎が描かれた羽織を着て、背中に大きな巻物を肩から背負って、サクラちゃんの叫び声で帰還して、ペインと戦って、ヒナタとあの会話を交わすナルトの姿を広大くんで観て、圧倒的な格好良さに震えたかった。

 

容易に想像できる。間違いなく格好良い。

 

観てないのに格好良いと確信できる。

これは広大くんが6年かけてうずまきナルトを3次元(2.5次元)に存在させてくれていたから。

リアルタイムでナルステが存在していない間も、私たちの記憶の中に彼のナルトとナルステが存在していたからだと思います。

 

だから彼のファンだけでなくて、彼の登板が叶わなかったことを悲しんでいる“ナルステのファン”が少なくとも1人はここにいるのだと思います。

 

本音は松岡広大うずまきナルトが観たかった。16歳から17歳になる瞬間のナルトを広大くんだったらどんなふうに解釈して板の上に降ろしてくれたんだろうってやっぱり考えてしまう。

 

でも、「どうしてキャス変なの?」という気持ちよりも広大くんには「感謝」の気持ちしかないです。

 

今までずっとナルステでナルトで居てくれてありがとう。たくさん考えてくれたと思うし、辛かったり苦しかったりもしたと思う。

全部想像でしかないけど、広大くんがナルステに掛けてくれてる熱量が伝わってくるたびに嬉しかった。板の上、映像、パンフレットや雑誌、ネットの記事、SNSでの投稿、そこから伝わってくる全てが嬉しかった。いつもいつもその姿と言葉に私は震えていました。

 

だから本当に心の底からありがとう。

 

広大くんにとってもナルステでナルトを演じたことが、人生の糧になっていれば良いな。

欲を言えば、もっと演じたかったって思っててくれたら最高だな。

 

色んな事情があると思うし、今回の続投は叶わなかったけど、こういった思いが広大くんの中には少しでもあれば私はそれだけで幸せです。

 

 

 

余談ですが、実は今年の1月にあった広大くんのカレンダー発売記念のオンラインイベントに参加して、画面越しでしたが、感謝の気持ちは本人に伝えました。

 

正直、感謝してる気持ちの 何十億分の1しか伝えられた気がしてないです。でも、私が「ありがとう」って感謝を伝えたら、広大くんの方も「嬉しい、ありがとう」って言ってくれて、「いやこちらこそ…」「いやいやそんな…」って ありがとう合戦 みたいになりました。

 

こういう謙虚な姿勢も、広大くんがファンの方から愛されてる1つの要因なのかなぁとも思いました。

 

でも本当にまだまだ伝えきれてないなって思うので、これから先の広大くんの活躍も見守ってるし、世の中が穏やかになったら出演舞台とか観に行きたい。直接お話できる場があればまた参加してありがとうを言いたい。そういった形で感謝を返していきたいと思っています。

でもきっと、違う舞台を観たら観たで またそこで新たな感謝が生まれてしまうんだろうな。(笑)

 

 

 

 

(…話が逸れてしまいました。ナルステの話に戻ります。)

 

中尾暢樹くん

私は彼に期待します。きっとプレッシャーもあると思う。いや、寧ろプレッシャーを感じて欲しい。

これまでこのカンパニーが作り上げてきた「ナルステ」で「うずまきナルト」として存在することの意味を感じて欲しい。

 

そして彼の解釈で板の上に降りてくる うずまきナルト を世界一格好良いものにして欲しい。

 

NARUTOはナルトとサスケの物語が中心に描かれるし、ナルステではサスケにスポットライトが当たる事が多いように感じることもあります。

でも、NARUTOの主人公は うずまきナルト だから。

だから世界一格好良いナルトを期待してます。

 

これは何の権力も無いただオタクの戯言だけれど、そう願ってなりません。

 

 

 

中尾くんもナルトとシンクロする部分があると良いなぁ。でもそれが無くても NARUTOを愛して、ナルトについてたくさん考えて、彼なりの解釈をしてナルトに寄り添ってくれたらそれで良い気もしています。

 

そうすればきっと周りのスタッフさんやキャストの皆様が、彼を「ナルト」に、そして全体を「ナルステ」にしてくれると思うから。

 

なんたって、私はこれまでのナルステを丸ごと愛しているので…

 

だから次のナルステも愛させてください。

 

中尾くんがナルトで良かったって思わせて下さい。

 

お願いします。

 

 

 

勿論、続投のキャストさんも、キャスト変更で役を引き継ぐことになった俳優さんも、そして新しくカンパニーの一員になる俳優さんも、そしてアンサンブルの皆様も、全員に期待しています。

 

1人でも多くの人がNARUTOを愛してくれますように。

 

全員を大好きになれますように。

 

無事にナルステがリアルタイムで存在する世界になりますように。

 

 

今はそれを願うばかりです。

 

圧倒的信頼感

この覚書は、語彙力の無い俄かオタクが個人的な考えや感情を思ったままに書き留めているだけです。

ずっと下書きに眠っていて、書いては消し、書いては消しを繰り返していた物なので話題も流行りのものではありません。

年号など、出来るだけ正確に書いているつもりですが、間違っていたらそっと頭の中で訂正して頂いて、余力が有れば優しく教えて頂けると助かります。

 

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私はナルステをまるごと愛してるし、それはNARUTOが好きだからというのも勿論ですが、それ以上にナルステに物凄い熱量で関わってくれた人達(キャスト、スタッフ、関係者の皆様)がいたからというのが大きいです。

ただ上演するだけではない、ちゃんとそこに作品に対する愛と敬意を感じられます。

何度か「危ういな…」と思ったこともあります。でも、その都度「キャストの皆様が私たち ファン側との共通認識を持っていてくれるんだ」ということを端々で感じることができたので、私は今日までずっとこんなにもナルステを愛していられるのだと思います。

 

そのキャストの皆様の中でも座長の松岡広大くんが、「松岡広大であった」という事実も、私が心の底からナルステを愛している理由の一つです。

 

このことについて、自分の中での整理も含め 書いていこうと思います。

主にカーテンコールで広大くんが発した言葉についての感想文になっています。

 

(課題作文と卒業論文以外に長文を書いたことがない人間なので、確実に とても読み辛いと思います。)

 

 

まず、2015年のナルステ初演。前年の11月に連載が終了し完結したNARUTOは、新たにNARUTO新世代開幕プロジェクトというプロジェクトが始まっており、ナルステもそのプロジェクトの一環でした。そしてナルステは、当時渋谷に存在していたAiiA 2.5 Theater Tokyo(以下、アイア)の杮落とし作品でもありました。

そして、このアイアを皮切りに、福岡、大阪、宮城、東京凱旋を経て、マカオ、マレーシアを巡り、シンガポールで大千穐楽を迎えるというワールドツアーまで組まれていたロングラン公演(2015年3月21日〜6月7日)でした。

 

この公演期間と公演地を鑑みても、このナルステというプロジェクトに並々ならぬ期待がかかっていたのだろうな、という事が伺えました。

 

実際、メディアにも取り上げられることも多く、アニナル(アニメNARUTO)の後にもナルステの宣伝が取り上げられていたりもしました。

 

この並々ならぬ期待を寄せられている舞台の主役で座長を務めてくれたのが、当時まだ高校生だった松岡広大くんでした。

 

きっと色々なプレッシャーがあったと思います。

役を演じるだけではなく、ベテランの役者さんも多い舞台、しかも世間からも期待の大きな舞台の座長。

こうして今少し想像するだけでも、本当に頭が上がらない気持ちになります。

 

 

そんな中、無事に幕が上がり、私たちの前に現れた『ナルステ』は言葉に出来ないほど素晴らしいものでした。

 

木ノ葉隠れの里も波の国も、確かにそこに存在していました。

 

 

あり得ないくらい泣きました。

 

ここで舞台自体の感想を書くと信じられないくらい長くなってしまうので割愛しますが、本当に本当に本当に1人1人が生きて息をしていて、アンサンブルの皆様、楽曲、衣装、舞台セットまで 全てが素敵な舞台でした。

 

そしてその素晴らしいキャストの皆様の中心で 広大くんは輝いていました。

うずまきナルト」としてクリアに生きていました。

 

舞台上に登場した瞬間からナルトでした。

些細な動き、表情、感情の機微、本当に五感で感じられる全てのものが、そこにナルトが生きているということをありありと私に訴えかけてきていました。

カーテンコールで挨拶をしている時も、若さの中に強い意志を持った目で、観客席を見渡し、感謝の気持ちを述べていました。

 

広大くんは当時から発言もしっかりしていて、とても大人びた表現を多用する人でした。

 

そんな中、地方を回り迎えた日本千秋楽のカーテンコールで広大くんは

 

「この日本一の舞台を世界一の舞台にしてきます!」

 

と言ってくれました。改めて書いておきますが この当時、彼はまだ高校生でした。でもこの言葉には確かな重みがありました。高校生が観客をただ喜ばせる為だけに言っている言葉では無い、ということが伝わってきました。

この言葉を心強いと思ったし、この座長ならきっと有言実行してくれるだろうな、という謎の信頼感がありました。

 

こんなことを言ってくれる人がナルトで、座長で、良かったなと心の底から思いました。

 

実際、ナルステカンパニーはワールドツアーを成功させ、NARUTOを舞台という形で世界に届けてきてくれました。

 

 

その翌年、ナルステは再演されました。

再炎(ナルステ初演の再演のことを“再炎”と言います)では、楽曲のメロディが変更されたり、初演には居なかったキャラが追加されたり、何人かキャスト変更もあったりしました。

そんな中で、広大くんはまた座長としてナルトとして中心でナルステを引っ張ってくれました。

 

再炎は再演ならでのは難しさがあったのだと思います。

 

けれど、再び私たちの前に現れた『ナルステ』は 変わった部分はあれど 核に“NARUTO愛”の溢れる素晴らしい舞台でした。

 

(再炎ではキービジュも初演で気になっていた部分が改善されていて、それもとても好感度高めでした!スタッフさんありがとう!!!)

 

私は再炎は初演のときより多く観劇しました。

ほんとはもっともっと通いたかった。

でもその時の自分でできる精一杯で観に行きました。

何回観ても泣けたし、最後にスポットライトを浴びて「光追いかけて」を歌い始める瞬間の松岡ナルトを観てナルステが終わってしまう寂しさを感じつつその“光”としてのナルトを感じるのが至福でした。

 

 

 

 

そして、迎えた再炎日本千穐楽。広大くんはカーテンコールの挨拶で

 

「僕達がここに居たことを絶対に忘れないで下さい。皆様の記憶の中に残して、風化させないで下さい。そうすれば僕らは皆様の心の中でずっと生きていられます。」

 

と言いました。

キャストを含め、会場に居た人、そしてライビュでそれを聞いていた人の大半は「え?きみ死ぬのか?」と思ったのではないだろうかと思います(実際に我愛羅役の須賀健太くんが「死なないよな?」と問いかけていました)。

 

でも、それに続けて広大くんは

 

「それぐらい 俺、一生懸命やったんだ」

 

と涙声で言いました。

 

その訴えに、私は心臓を鷲掴みにされた気分でした。両目からは涙が溢れ出て止まらなくなりました。

 

初演を経て、再炎をすることの難しさ、大変さは 当時まだ10代だった彼に、どれだけの重圧を与えていたのだろうと思いました。

でも、それにめげることなど一切無く、原作を読み、稽古をし、時には色んな意見に晒されながらも、自分をナルトに近付ける努力を怠らないばかりか、カンパニーを率いるという大役を果たしたのだと。

 

そして、その結果が「忘れないで」という、まるで死期が迫っている人間が発するかのような発言に繋がったのだと。

 

少し真意が読めない、ともすれば 笑ってしまいそうなぐらい大袈裟な表現だと思った言葉達は、涙声で発せられた

 

「それぐらい 俺、一生懸命やったんだ」

 

の一言で、全くもって大袈裟な表現ではないということを証明していました。

 

私の脳内には「涙目が運命を変えていく」というワードが過ぎりました。

 

直感で なんの根拠もないけれど確信しました。

素で この子は漫画のような現実を、主人公のように生きている。

ああこの子は、きっと運命を変えられる子なんだと。本気でそう思いました。

もしかしたら、ナルトと同じ“予言の子”なのではないのか?とすら思いました。

 

こんな夢みたいなことを考えながら号泣していました。

(会場もたくさんの人がこの発言に心を打たれ、心からの拍手を贈っていたと記憶しています。号泣していたので記憶が曖昧…)

 

この再炎にあたって、広大くんがとても悩んで苦労しているんであろうということは何となく知っていました。彼のファンの人からも聞いた話もあり、そして、私自身が感じた印象も合わせて 本当に大変だったんだろうなと思います。

 

こんなにNARUTOやナルステのことを考えてくれる人が座長な舞台が素晴らしく無いわけがなかったんだ…と、改めて思いました。

 

どうやって感謝したらいいか分からないくらい。嬉しくて嬉しくて、「広大くんありがとう」の気持ちでいっぱいになりました。

 

それまで、なんとなく感じていた信頼感は

この時から圧倒的な自覚を持った信頼感に変わりました。

 

 

 

そしてその翌年、ナルステは『暁の調べ』という新作を上演することになりました。

 

作中でのナルトも12歳から16歳に成長します。

キャスト発表があった瞬間、ナルトが広大くんであったことに私は心底安心しました。

 

そしてもうなんの不安もなく「ああ、新作も楽しみだな」と思えました。

 

キービジュが発表された時はあまりにもナルトが格好良くて震えました。16歳のナルトでした。1年前は12歳のナルトを演じていたのに、完璧に4年後のナルトの造形をしていました。

 

役者さんって凄いな…いやむしろ、高校生の広大くんを12歳に見えるようにしていた方が凄いのか?とか、メイクさんや衣装さんも凄いな…とか、色々考えて最終的には

「感謝しかない…松岡ナルト圧倒的に信頼できる…」

に落ち着いていました。

 

暁初演は前回もっと通いたかったという思いを

教訓に、それまでで一番沢山チケットを申し込んだり、当日券で急遽増やしたりもしました。

 

暁初演では終演後に広大くんと誰か(1人だったり複数だったり)で毎回挨拶がありました。

その中で私が特に印象に残っているのは、アンサンブルの皆様を紹介する際に

「“アンサンブル”って言いたくないんですけどね〜」

と言ってくれたことです。

 

ナルステにはアンサンブルというキャストさんが10人弱毎回いらっしゃるのですが、本当に色々な場面で活躍されていて、ナルステにはなくてはならない存在です(私は個人的にナルステのプロフェッショナル集団だと思っています)。

 

 

そのアンサンブルのみんなを素敵すぎてアンサンブルという呼び方では呼びたくない、と言ってくれた広大くん。

キャスト全員を大事に思ってくれているというのは勿論のこと、それに加えてその解釈があまりにも私たちファン側と一致していて、この一言だけで また私の広大くんに対する信頼が確固たるものになりました。

 

(そう言えば初演のときから千穐楽の挨拶の時に、アンサンブルの人がどこでどういう役を担当していたのか毎回教えてくれてたよね。本当にありがとう。感謝しかないです。)

 

 

そして迎えた暁の調べ東京凱旋大千穐楽

広大くんは

「感謝を伝えたいのに語彙力が足らない」

「自分でチケットを買ったり、色んな人を呼んで下さったり、その(お客様の)1つ1つの行為に感謝している」

と、言ってくれました。

 

正直、広大くんのことを語彙力が無いなんて思ったことは一度もありませんでした。

いつも淀みない広大くんらしい言葉で、自身の思いを正直に伝えていてくれていた気がします。

でも、仮に語彙力が足りなかったとしても、毎公演全身全霊で、その演技で、たくさんのことを私たちに伝えてくれているから全然問題ないのになとも思いました。

 

 

 

また別の公演でも「人が人を呼んでくれて、こうやってたくさんの人に観てもらえることが幸せだ」という事も言っていました。

この言葉も本当に嬉しかったです。

 

正直、ナルステは(再炎の頃は特に)毎公演毎公演満席になるような舞台ではありませんでした。

 

でも、この暁の調べの時はほぼ毎回満席で

当日券に人が並び、立ち見が出る程でした。

 

その満席の状況を喜んでくれるだけではなくて

ナルステを好きなファンが周りの人に布教して、ナルステを広めてくれているという所まで知っていて、そしてそれを知っているだけに留まらず、そこに感謝までしてくれるのか?!と驚きました。

 

そもそも、私たちが布教をするのは カンパニーの皆様が素晴らしいものを届けて下さっているの多くの人に知って欲しい、そしてその素晴らしさを1人でも多くの人と共有したいという私欲と、その素晴らしいものを届けてくださっているキャストの皆様へ感謝の気持ちをそれで示せたらいいな、という気持ちの表れだと私は思っている節があるからです。

 

それなのにそれをまた感謝で返されてしまう。

なんて凄まじい感謝の連鎖なんだろうと思いました。

 

ああ、幸せだな。この幸せの連鎖の中に私も入れてもらえて本当に幸せだなと、舞台を観終わった後の幸福感の上に、更なる多幸感を与えられてしまったな、と感じました。

 

 

 

 

 

そして、昨年(2019年)は暁の調べの再演がありました。

 

2年ぶりにナルステが上演される。

広大くんのナルトでナルステが上演される。

期間は空きましたが、「広大くんが座長なら大丈夫だ」という圧倒的信頼感で なんの不安もなく初日を楽しみに待つことが出来ました。

 

再演ということで またキャストが増え、演出も前回とは少し変わり、楽曲にも個人的にとても嬉しい変化があったりもしました。

(因みにこのときは本公演前にナルボルライブがあり そこでもナルステに触れられたのですが、幕張メッセで奏でられるナルステも最高でした…!)

 

暁再演はこれまでで一番通いました。

やっぱり何回観てもナルステは素晴らしくて最上級に素敵な空間でした。

 

とある公演後のカーテンコールで広大くんはこんなことを言ってくれました。

 

「これからもより良い演劇を皆様にお届けしたいと思います。

(中略)

そして、NARUTOという作品自体も愛してください。これは、僕だけじゃなくてこのカンパニーみんなが思ってることです。」

 

 

もうこの言葉には自分で自覚する前に泣いていました。涙が自我を持って飛び出てきたぐらいの勢いでした。

 

広大くんは以前からインタビューなどで「作品愛」や「キャラクター愛」という言葉はよく使っていましたが、この様なこと言っているのを聞いたのは私は初めてでした。

 

舞台は作品云々よりもキャスト目当てで来る方が沢山います。NARUTOほど名の知れた作品ともなれば、深くは知らずとも大まかなストーリーは把握したうえで観劇されているとは思いますが、本当に全く原作を知らずに見に来られる方もいらっしゃいます。

 

広大くんはそういう方々にもNARUTOという作品を知ってほしい、そして愛して欲しいとまで言ってくれました。

 

 「ナルステ」という自分が座長を務める舞台作品だけではなく、その大元の「NARUTO」という原作まで愛して欲しいと。

 

 

 

NARUTOの作中で、小南という女性が

ナルトのことを

「平和の懸け橋になる男だ」

と言うシーンがあります。

 

 

 

広大くんもまさにこれだと思いました。

 

 

 

 

ああ…彼も「NARUTOという作品との懸け橋になる男なのだ」と。

 

 

 

 

またもや広大くんとナルトが劇中以外でシンクロする姿を目の当たりにしてしまって、私は震えました。

 

 

おそらく広大くんは頭が良くて賢い人なのだと思います。ナルトは(本質的には賢いと私は思っていますが)表面的には頭も良くないし賢いタイプの人ではないと思います。

でも2人は似ている。間違いなく共鳴している部分がある。

 

ずっと広大くんが演じるナルトを観てきて、彼はどんなシーンでも克明に、そして丹念かつ豪快に演じてくれていて、それがまるで「ナルト」という存在を煮詰めて凝縮したような存在だなとさえ感じることもありました。

 

 そんな彼が本当に命懸けで演じてくれた「うずまきナルト」。

彼にしか表現できないナルトです。私には語彙力が本当に無いので文字ではその素晴らしさを表現できません。なので、ぜひ一度観てもらいたい。たくさんの人にナルステを知ってもらって、好きになって、愛して欲しい。

 

広大くんはきっと原作ファンと舞台との懸け橋にもなれる男だと信じています。

そしてこれはナルステに限った話ではないとも思っています。

 

彼はこれから先、出演していく舞台作品・映像作品などと真剣に向き合い、自分が演じる人物と向き合い、周りの役者さんやスタッフさんと向き合いながら、

出演する素敵な作品 と 彼を応援しているファンの方々との懸け橋になり続けていく男なのだと思います。

 

本当に心の底から信頼しています。

正直、彼を推しているファンの方々がとても羨ましいです。

 

 

広大くんがよく言ってくれていた言葉があります。

 

「ライブ・スペクタクル NARUTOが皆様の原動力になればいいなと思っております。」

 

なりました。いや、今もずっとなっています。ナルステは最高の涙活です。

私の人生の原動力の一つで間違いありません。

 

そんな作品にしてくれて、松岡広大くん、本当に本当にありがとう。

 

今のこの世の中の状況がおさまって、対面できるような状態に戻ったら、また必ず直接お礼を言いに行こうと思っています。

 

ナルトを演じてくれたのが広大くんで心の底から良かった。

もし、続編があるならまた広大くんにナルトを演じてもらいたいです。

その日が来るのを楽しみにしています。

 

 

 

 

最後になりましたが、このような感想文を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

ライブ・スペクタクル NARUTOは どの公演も円盤が発売されておりますので、まだ観たことのない方は是非ご覧下さい。宜しくお願い致します。